日本と海外の映画業界の違い

日本と海外の映画業界を比較してみました!

日本における映画の受け止められ方

日本という国は、非常に繊細な精神や振る舞いを良しとする文化や国民性を持っています。
映画の本場であるハリウッドでは、どんな予算を掛けようと基本的に分かりやすいものが国民的ヒットを飛ばす、という特徴を持っています。
これはアメリカの国民性が日本のそれとは違うからです。
勿論日本でもこうした分かりやすい作品も人気なのですが、複雑なテーマを扱った作品でも柔軟に受け入れられやすいという土壌を持っているのです。

映画と一口にいっても様々なジャンルがあります。
王道からB級のコメディ、ホラー、感動もの、恋愛ものなど色々とある訳ですが、取り分けこの国では結論をわざとぼかしたり、明確な答えを出さずに余韻や空気感を楽しませる作品に根強い人気があります。
ストレートの告白するよりもお互い両思いなのにすれ違っているような作品が受けるのは、この国の国民性や文化が、そういった曖昧なものを許容することに抵抗がないからなのです。
映画を作る人にとっては、これほど自分の好きなテーマに打ち込みやすい国もないのです。